コロナ、再拡大傾向

月一回の診察、県立中央病院の血液内科に行ってきました。
急性骨髄性白血病からもう17年が経つのでそろそろ解放されたいところではありますが、移植で注入された息子の白血球細胞が17年経っても「ココはどこだ?息子んちじゃないぞ」と反応して私を攻撃してくるので免疫抑制剤を切ることができません。

外部から侵入するウイルスなどをやっつける白血球は、生まれながらの場所に居れば強い味方ですが、引っ越して環境が変わると移植者を敵だと判断して激しく攻撃し、最悪な場合、命を奪うほどパワーが強いんです。徐々に馴染んできましたが、まだ飲んでコントロールが必要なんですね。

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毎月の病院通いは面倒臭さがありますが、毎回、血液検査をして貰えるので、普通であれば年に一回しかない健康診断を毎月やっていると思えば、他の病気の早期発見にもなって贅沢なのかもしれませんね。しかも個人クリニックであれば次回の診察まで結果待ちですが、県病は1時間もあれば出るのも魅力です(笑)。

本来であれば具合はどうか?とか、何か気になることは?なんてのが診察になるのでしょうが、17年も付き合ってると雑談も増えてきます。時にはMLBの話題だけで終わることも。先生の名誉のためにも言いますと、休みがほとんどない過酷な業務の中、少しでも息をつけるのであればと思って(先生も野球好きなので)、むしろ私から話題を振ることもあります。

今日はどんな話かな?大谷かな?と思ったら「コロナは大丈夫ですか?」ときた。おやまぁ〜、真面目な話から始まったよ〜う。
「全然、大丈夫です。周囲で罹ったと言う話は最近良く聞きますが」
「そうでしょ。今、大流行してますよ。暑くなってマスクを外すようになったり、祭りがあちこちで行われて人が多く集まる環境が復活したため爆発的に感染拡大してます」
「エエエ〜?ホンマでっか?そんなに増えてるの?アンビリーバボー!」(かなり脚色が入ってます)
「ウチの病院のベッドは満杯です。感染力が強いのでまだまだ増えるでしょう。でも入院させられない」
「お盆で帰省して人の移動が増えたのも関係してますかね?」
「いや、その影響はこれから出てくると思います。だからさらに増えるでしょ。今から手を打たないと年末は大変なことになりますよ。ワクチンも効かないし、2度目の感染者も多い。こんな状況を新聞やテレビはもっと大々的に伝えるべきです。ほとんど記事になってないよね。なんとかして下さいヨ」と悲痛な顔で訴えてきました。

うむむ、そんなこと言われても現役引退後、もう3年も経ったので前の会社に伝える手段がなぁ〜と思いつつ、パッと頭に浮かんだ、まだ現役でバリバリ働いている同僚にLINEしました。

主治医の「爆発的感染」にはハッキリ言って驚きました。まさかそんなにひどいとは思ってもいなかったデス。
不気味なのが「どこでいつ感染したのかがわからない」ってこと。コロナは幽霊のようにソッと後ろから忍び寄ってくるんですね。キャァ〜、怖い😱

あらためて、一年前を思い出し、こまめな消毒など、各自でできる感染対策を実行しましょうネ